子どもが自分で絵を書くようになったら次は工作を教えるという人は多いのではないでしょうか。

テープやのりはほうっておいても失敗しながら使い方を覚えられますが、はさみは自由に使わせると手を切ったりする可能性があるので、教え方や道具選びが少し難しいです。

うちでは色々なはさみや教材を試したので、その中で良かったものと、どういう順番で慣らしていったかを紹介します。

【第1段階】刃がついていないはさみを使い、粘土を切る

この段階はとばしても全然OKです。

1-2歳で子どもがはさみを使いたがる、早めに練習を始めたいという場合のみ取り入れてみてください。

刃のついていないオールプラスチックのはさみは100均でも売っています。

それを買って、家にある粘土を切ってもいいですし、近くに100均がない、切れそうな粘土を持っていないという人には「ギンポー はさみのおけいこ」がおすすめです。

ギンポー はさみのおけいこの特徴

刃がついていないオールプラスチックのはさみと粘土のセットです。

粘土は赤と黄色の2色。

一般的な粘土ではなくお米から作られたものが入っています。

材料が「米粉」「塩分」「水」なのでアレルギーの心配が少ないという特徴があります。

油粘土とは違い、しゃりっとした感じがあるのではさみで切りやすいです。

家に粘土はたくさんあるという人は同じメーカーからオールプラスチックのはさみのみも「ギンポー あんぜんはさみ」という名前で販売されていますので、そちらを購入してもいいと思います。

こちらは粘土セットに入っているものと少し違い、はさみにスプリングがついていて、切ったあとにスプリングの力で自動ではさみが開くようになっています。

力が弱い子でもはさみを楽に開いて連続切りが(完全に刃を閉じずに、刃を開いたり閉じたりしながら長い距離を切ること)できます。

粘土に慣れたら早めに次の段階に

オールプラスチックのはさみで粘土以外のものを切らせるのはあまりおすすめしません。

がんばれば紙を切ることができますが、かなり切りにくいので子どもにとってはストレスになりますし、変な癖もついてしまいそうです。

新聞などのざら紙や、ふちが真っ直ぐになってない紙はまず無理なので、お試し程度にやるのであればコピー用紙などの薄くて縁がぴしっとなっているものを切らせてあげましょう。

切るという感覚を理解したら、早めに刃がついたはさみに切り替えて練習するのがおすすめです。

安全なはさみに慣れすぎてしまうと危険を認識できなくなる可能性があるので逆に危ないと思います。

【第2段階】本物刃のはさみで紙を自由に切る

次の段階はちゃんと切れる本物刃のはさみで色んな紙を切ります。

折り紙でも、ちらしでもなんでもいいです。

とにかく楽しく好き勝手に切ってもらいます、紙吹雪を作る感じです。

ダントツでおすすめのはさみは「こどもちゃれんじ はじめてのはさみ」です。

「こどもちゃんれんじ はじめてのはさみ」の特徴

しっかりした本物刃のはさみでよく切れるので、必ず大人が横について見ながら使います。

ハンドルの大きさや形状、グリップ部分の厚さが子供の手に合うようにこだわって作られていて、力が弱くてもはさみの開閉がしやすくなっているのが最大のポイントです。

補助としてスプリングがついたものも色々ありますが、このはさみであれば慣れれば補助なしでもうまく開閉できるようになります。

また、親指側のグリップに三角形の印がついていて、それがまっすぐなるようにと教えることで、はさみを立てて使うように意識させることができます。

ケースがついているので、使わない時は刃をしまっておくことができます。

カラーは3色。

うちは黄色が好きだったのでしまじろうマークのイエロー×グリーンにしましたが、他にしまじろうマークの青色、みみりんマークのピンク色もあります。

好きな色、キャラクターなどはとっかかりとして重要だったりするので、買う時に子どもに選ばせてあげるのがいいと思います。

自分の気に入ったものを買ったというだけで、興味が増したり、愛着が出て、練習するきっかけになります。

左利き用も用意されています。

持ち手が2色になっているので親指を緑、人差し指と中指を黄色に入れると教えてあげれば、持ち方も覚えやすいでしょう。

ただ、青とピンクだと色の違いがあまりないのでこの教え方はやりづらいかもしれません。

うちではこのはさみを3歳から使い始めました。

手は大きい方ではありませんが、使いはじめからグリップが手にちゃんとフィットしていました。

うまく開閉できない場合、横について見られる時間があまりない場合

安全はさみ きっちょん 」を事前練習として使います。

「安全はさみ きっちょん」の特徴

押切刃が使われているので紙以外のものが切りにくくなっています。

子どもに渡す前に実際に自分の手を挟んでみましたが普通に力をいれたくらいでは皮膚は切れませんでした。

また、刃の先端部分がプラスチックに覆われているので刃先が自分やものに突き刺さらないようになっています。

完全に放置はできませんが、うちはつきっきりで見ていなくても大丈夫でした。今のところ一度も怪我をしたことはありません。

また、グリップの間にスプリングがついており、閉じた刃がスプリングの力で自動で開くようになっています。

自分で刃を開く必要がないため連続切りがとても簡単にできるようになっていて、本物刃でさくさく切る練習に適しています。

安全を重視する場合や、連続切りが苦手ではさみを楽しめない場合はなんかはこちらを買ってみるのがおすすめです。

ちゃれんじのはさみより価格も安いです。

ただ、先端がはさみの機能を持っておらず、ちゃれんじのものに比べると切れ味も落ちるので、細かい形を切る作業には向いていません。

やはり最終的にはちゃれんじのはさみに変更するのがおすすめです。

【第3段階】紙を切ることに慣れてきたら教材を使う

本物刃で紙を切ることに慣れてきたら、ある程度目的をもってはさみを使う練習をします。

市販の教材も色々ありますが、まずは下記のサイトにある並んだ果物を切るくらいでOKです。

https://happylilac.net/mu1610211337.html

それぞれの絵を切り離して、果物や動物の紙吹雪を作るようなイメージです。

うちではプリンターでコピー用紙にカラー印刷して使っていました。

そのあとは教材を使います。

最初は様々な直線を切る教材

おすすめは「くもん さいしょの きってみよう」です。

切ることに特化した練習帳です。

コピー用紙や折り紙など身近にある薄い紙は切りにくいですが、この冊子は厚紙で作られているので切りやすいです。

1ページ1ページ切り離して使うようになっているのですが、切り離す時に親がはさみで切る方式になっているので、毎回、親の切り方を子どもに見せることができます。

切った後にテープで貼るという作業が加わったりするので、貼り付け作業の練習にもなります。

テープで貼ると縦長のロケットや動物ができあがるので楽しみながら練習できます。

ただ直線を切るパターン ※実際にうちの子がやったものです。

実例1

切ってテープで貼るパターン

実例2

全体的にかなり簡単なので初期の練習用に使います。

すでに連続切りを軽くやっているようであればこの練習帳は飛ばしていいと思います。

次は円や波線を切る教材

おすすめは「くもん すいすいきってみよう」です。

「さいしょのきってみよう」をやっていれば同じシリーズなのでとっつきやすいと思います。

曲線や波線に加え、四角や丸、最終的には動物や車を切り抜く練習があります。

「さいしょのきってみよう」は3歳だと簡単すぎる場合があるので、すでにはさみで紙をたくさん切っているという子であれば最初から「すいすいきってみよう」から始めてもいいかもしれません。

教え方のコツ

うちで実践していた教え方のコツもまとめておきます。

自由に楽しく

コツを教えるのは徐々にというのが最大のコツです。

横から細かいことを言われて、面倒くさい、楽しくないとなるとなかなか上達しません。

まずはなるべく自由に楽しくやらせてあげることを大事にしていました。

左手がはさみについていくように

はさみは左手の使い方が重要です。

切る場所に応じて左手も動かしていって、紙が曲がらないように支えることを教えます。

子どもは最初に持った位置で左手を固定しがちです。

それだと、ある程度長さのある紙を切っていると途中で紙がたれてきて切りづらくなります。

連続切りの練習時は声掛けを

うちの場合、連続してはさみを開閉する動作を口に例えていました。

口が開いたり閉じたりするイメージで「おくちパクパク」という声かけを横からします。

「ぐー、ぱー、ぐー、ぱー」という声掛けもおすすめです。

長い線を切る時にはさみを閉じきってしまうと、切れた部分の端にうまく刃をあてないといけなくなるので、続けて切るのが大変です。

はさみを全部閉じないほうがいいということも合わせて教えてあげましょう。

まとめ

幼児が初めて使う時におすすめのはさみと教材をまとめました。

子どもが興味を持って楽しくやれるものを見つけるのが上達への近道です。

ぜひ色々なものを試してみてください。