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Windows10で簡単に写真のExif情報を確認、編集する方法

デバイスやWebアプリの進化によって、スマホで写真を撮影して、それを知人と共有したり、SNSにアップしたりということが簡単にできるようになりました。

手軽に写真データをやり取りできるようになった分、Exif情報によって個人情報が流出する可能性が高くなっています。

最低限の知識として、Exif情報の確認方法と編集方法は知っておきましょう。

Exif情報とは

デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真データに記録されている撮影日時や画素数などの情報のことです。

写真は一般的にjpeg形式ですが、Exif情報はそのjpegファイルに付加される形で保存されています。

設定によって無効にすることもできますが、GPS機能のあるスマホで撮影すると、撮影場所の情報も保存されます。

写真を見るアプリケーション(GoogleフォトやiPhoneの写真アプリなど)はその情報を使って、日付順に写真を並べ替えたり、撮影場所を地図上に表示したりしています。

Exif情報のリスク

Exif情報は誰でも簡単に見ることができますので、自宅で撮影した写真を誰かに共有した場合、受け取った人がExif情報を確認することで自宅の場所がその人にバレてしまう可能性があります。

また、SNSに写真をアップすることでさらに広い範囲にその情報を晒してしまうというリスクもあります。

LINEやfacebookなど、写真をアップする際に一部のExif情報を自動で削除してくれるSNSもありますが、そうではないSNSやWebアプリもありますので、Exif情報の確認、編集方法を知り、自分で管理できるようにしましょう。

Exif情報の確認方法

まずはExif情報の確認方法をまとめておきます。いずれもOSがWindows10の場合の確認方法です。

簡単な確認方法

Windowsのエクスプローラー(フォルダを開いた時に表示されるウィンドウ)の上部メニューのところにある表示をクリックすると、メニューの左のほうに詳細ウィンドウというボタンが出現するので、それをクリックします。

この方法で下記の内容が確認できます。

  • 撮影日時
  • タグ
  • 評価
  • 大きさ
  • サイズ
  • タイトル
  • 作成者
  • コメント
  • カメラの製造元
  • カメラのモデル
  • 件名
  • 絞り値
  • 露出時間
  • ISO速度
  • 露出補正
  • 焦点距離
  • 最大絞り
  • 測光モード
  • 対象の距離
  • フラッシュモード
  • 35mm焦点距離
  • 作成日時
  • 更新日時

基本的な項目は網羅されていますが、解像度や撮影場所などは確認することができません。

より詳細な情報は下記の方法で確認します。

詳細情報の確認方法

エクスプローラーでExif情報を確認したいファイルを右クリックするとメニューが表示されるので、一番下にあるプロパティをクリックします。

ファイルの情報を表示する画面が立ち上がるので上部に並んでいるタブの詳細をクリックすると詳細情報を見ることができます。

位置情報はかなり下のほうに記載されています。

「GPS」という項目の中にある経度、緯度、高度という部分に表示されている数値が場所をしめす情報になっています。

GPSという項目が見当たらなければ、そもそも写真に位置情報は保存されていないということです。

exif情報の編集方法

windowsの機能で編集

簡単な確認方法のところで確認できた項目についてはエクスプローラーの詳細ウィンドウから直接編集できます。

編集した後に保存をクリックするのを忘れないようにしましょう。

この方法だと位置情報は編集できないので、下記の方法で削除します。

Exif情報の削除方法

詳細情報の確認方法の手順でプロパティを表示します。

詳細タブをクリックすると左下にプロパティや個人情報の削除というリンクがあるので、それをクリックします。

「プロパティの削除」というウィンドウが表示されるので、一括で情報を消したい場合は可能な全てのプロパティを削除してコピーを作成(C)を選んでOKを押します。

元のファイルのデータはそのままで、情報が削除されたファイルが新たなに作られます。

項目を指定して削除したい場合はこのファイルから次のプロパティを削除を選択して、削除したい項目にチェックを入れてOKを押します。

さらに詳細な情報の編集方法

詳細情報を削除するだけでなく、変更したり追記したりしたい場合には下記のアプリが便利です。

F6 Exif https://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se427764.html

ダウンロードして解凍するだけですぐに使えます。

解凍するとF6Exif.exeというファイルがあるのでそれを実行します。

上部にメニューからファイル(F) → 開くと進むか、Ctrl + Oと入力します。

ファイルの選択画面になるので編集したいものを選びます。選ぶと画像と基本的なExif情報が表示されます。

その後、メニューからツール(T) → EXIF一覧表示/編集(E)と進むか、Ctrl + Eと入力すると、詳細なExif情報が表示され、編集することができます。

写真に位置情報が記録されないようにする

上記で説明したようにExif情報は変更したり、削除したりできますが、その作業は面倒です。

端末の設定によって、そもそも撮影した時に位置情報を記録しないようにすることができるので、その方法もまとめておきます。

Androidの場合

「設定」アプリ → アプリと通知 → カメラ → 権限と進みます。その中にある「位置情報」という項目をオフにします。

この変更はアプリごとに設定する必要があるので、LINEカメラやInstagramなどのアプリでも同じように設定を変更しておきましょう。

iOSの場合

「設定」アプリ → 一般 → プライバシー → 位置情報サービスと進みます。 「カメラ」のところをタップして「許可しない」という設定にします。

Android同様、他のアプリでも撮影機能があるものについては設定を変更しておきましょう。