軽量ベビーカーの購入にあたって、主要機種の機能を比較しました。

他のまとめサイトだと情報が古くなっているものもあり、既に販売されていないモデルなども混ざっていたので、2019/05/10時点であらためてメーカー12社、計177機種のベビーカーを確認して軽量ベビーカーをピックアップしました。

確認したメーカーは下記の通りです。

  • Combi(コンビ)
  • Richell(リッチェル)
  • Aprica(アップリカ)
  • Maclaren(マクラーレン)
  • Pigeon(ピジョン)
  • GRACO(グレコ)
  • JTC
  • Quinny(クイニー)
  • 西松屋
  • AIRBUGGY(エアバギー)
  • Joie(ジョイー)
  • エンドー

比較する機種は3.5kg以下のものに絞っています。

店舗で実際にベビーカーを肩にかけて持って歩いてみて、持ち運ぶなら3.5kg以下が限界だと感じたからです。

検討の結果、最終的にはエンドーのCOOL KIDS CKバギーを購入しました。

結論にいたるまでに集めた情報、考えたことなどを下記にまとめています。

購入を検討しようと思った動機

メインのベビーカーはPeg-Perego(ペグ・ペレーゴ) のSiを使っています。

動かしやすく、折り畳めるので収納性も高いのですが、かなり重いので外出先で使わない時に持って移動するのが大変でした。

0-1歳の頃はベビーカーをたたむことなんてほとんどなかったのですが、2-3歳になって自分で歩きたがることが増え、ベビーカーを持って運ぶことが増えました。

自分ではりきって歩いてくれるものの、急に疲れて抱っこしてほしいとなることも多いので、ベビーカー無しだと子どもを抱いたまま長距離を移動することになり、それはそれでかなりつらいです。

近所のお出かけであれば、わざわざ畳む必要がなくベビーカー押して歩けばいいのですが、旅行や帰省の回数が増え、新幹線や飛行機、階段の多い施設などをよく利用するようになると持って移動するしかない場面が多くなります。

また、1人で子どもと出かける時はベビーカーを押しながらだと、手をつないで歩くというのが難しくなります。

上記のような理由から持ち運びが楽なベビーカーを買うことにしました。

軽量ベビーカーを検討する前に

メインのベビーカーとして軽量ベビーカーを使うのはおすすめしません。

メインで使うものはやはり頑丈であること、動かしやすいことを重視すべきです。

子どもの安全が第一だからです。

特に0~1歳くらいはまだか弱いのでしっかりしたベビーカーで守ってあげたほうがいいと思います。

重量があるベビーカーのほうが頑丈さ、安全性という点では優れているものが多いです。

重い分、フレームがしっかりしているので、駅やお店の人混みの中で多少人がぶつかっても簡単にぐらついたり、中にいる子どもに圧力がかかるということもありません。

また、タイヤ部分も走行性を重視して作られているので、長距離の移動やガタガタ道を通るのも楽です。

揺れも少なくなります。

ベビーカーメインで移動する年齢の頃は走行性、安全性を重視して作られているものを使ったほうが結果的に楽になります。

よく使う駅や施設にエレベーターの施設が全くないという方は日常生活でも持ち運ぶ機会が多くなるので、ある程度、軽量性も重視したほうがいいと思います。

ベビーカーの種類について

検討前にベビーカーの種類についてもおさらいしておきます。

ベビーカーにはA型、B型という種類があります。

「一般財団法人 製品安全協会」というところが決めている日本独自の規格です。

共通している決まっている仕様は色々とありますが、違いのみをピックアップすると下記のようになります。

A型

試用期間

新生児期を過ぎて(1ヶ月)から、または首がすわった乳児期(4ヶ月)から使用でき、最長で48ヶ月までの間で使用期間が定められている

シートのサイズ

シート部の側面及び頭部位に100mm以上の壁面を有していること

リクライニング

最も立てた状態で100度以上、背もたれを最も倒した時の角度は150度以上(運用月齢が4ヶ月以降からのものは130℃以上)

B型

試用期間

おすわりができる時期(7ヶ月)から使用でき、最長で48ヶ月までの間で使用期間が定められている

リクライニング

最も立てた状態で100度以上

要は、使える年齢とシートの形に違いがあるという感じです。

バギー

軽量だけどB型には当てはまらないものをバギーと呼ぶことがあります。こちらは正式な規格などではなく、便宜的な呼び名として使われているようです。

A型に比べてB型、バギーのほうが設計上の制限が少なく、軽量なものを作ることができるので今回はB型のベビーカーもしくはバギーの中から検討することになります。

機能の比較表

※データが公開されていない項目については「-」と表示しています。
※価格は調査時点でのAmazonでの価格を表記しています。

検討対象にしたのは下記の6機種です。

  • COOL KIDS CKバギー
  • COOL KIDS CKバギーPLUS
  • カルガルー RS
  • カルガループラス RS
  • マジカルエアー AE
  • おんぶっこバギー
項目 COOL KIDS CKバギー COOL KIDS CKバギーPLUS カルガルーRS
外観
メーカー エンドー エンドー リッチェル
体重目安 - 15kgまで 15kgまで
使える年齢 7~24ヶ月 7~24ヶ月 7~36ヶ月
重量(kg) 2.85 3.5 2.8
価格(円) 6,626 7,521 19,633
タイヤ シングルタイヤ シングルタイヤ ダブルタイヤ
ハイシート × × ○ 51cm
サスペンション
収納 有、14L
リクライニング
自立(折りたたみ時) × ×
シートベルト 5点式 5点式 5点式
肩掛け可否 不可
ストッパー
フロントガード
片手開閉 × ×
シート脱着 × × ×
使用時サイズ(高さ×幅×奥行き cm) 92×44×63 100×44×63 107×44.5×82.5
収納時サイズ(高さ×幅×奥行き cm) 104×24×22 115×25×28 107×44.5×35.5
幌のサイズ 小さめ 大きめ 小さめ


項目 カルガループラス RS マジカルエアー AE おんぶっこバギー
外観
メーカー リッチェル アップリカ JTC
体重目安 15kgまで 15kgまで -
使える年齢 7~36ヶ月 7~36ヶ月 7~24ヶ月
重量(kg) 3.2 3.2 3.2
価格(円) 19,800 19,980 12,000
タイヤ ダブルタイヤ ダブルタイヤ シングルタイヤ
ハイシート ○ 51cm ○ 50cm ×
サスペンション ×
収納 有、18L 有、25L 有、約10L
リクライニング 有 110-130° 有 117-135° ×
自立(折りたたみ時) ×
シートベルト 5点式 5点式 -
肩掛け可否 不可 不可 背負える
ストッパー
フロントガード
片手開閉 ×
シート脱着 ×
使用時サイズ(高さ×幅×奥行き cm) 107×44.5×82.5 105×44.5×76.5 94×40×65
収納時サイズ(高さ×幅×奥行き cm) 107×44.5×35.5 93.2×44.5×31 63×38×29
幌のサイズ 小さめ やや大きめ 小さめ

各機種の特徴、コメント

COOL KIDS CKバギー

「エンドー」という日本のメーカーが作っています。

とにかく軽量でなんと2.85kgです。

また、ストラップが付属しており、肩にかけて持ち運ぶことができる数少ない機種です。

畳んだ時の体積も今回ピックアップした機種の中で最も小さくなっています。

アルミフレーム製なので剛性があり、軽さと丈夫さを両立しています。

グリップの部分にはクッションがついていて持ちやすさにも配慮されています。

カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。表では紹介しきれなかったが、下記のカラーが販売されている

  • グリーン
  • ターコイズ
  • ネイビー
  • パープル
  • ピンク
  • ブラウン
  • レッド

幌は小さめですが、取り外し可能となっています。

COOL KIDS CKバギーPLUS

基本機能は上で紹介したckバギーと同じです。

大型の幌が追加され、重量が3.5kgと重くなったという部分が違いになります。

通常のCKバギーの幌は小さく、夏場の日差しを防いだり、子どもがベビーカーで寝る時の光や音を防ぐには不十分です。

その部分の問題が解決された機種です。

カルガルーRS

重量が2kg台なのに収納が14Lありますので、収納性と軽量性が両方ほしいという人におすすめできる機種です。

前輪だけのサスペンションというものも多いですが、この機種は前輪、後輪ともにサスペンションがついていて振動をやわらげてくれます。

また、前輪には旋回ロックがついており、使用すると砂利道、坂道が走りやすくなるという機能もついています。

シートにも工夫があります。素材がメッシュになっており通気性が高いため、暑い時期でも熱を逃してくれるようになっています。熱中症などの心配が減ります。

ハンドルが高めの位置に設定されているというのも嬉しいポイントです。姿勢を崩さず押すことができるので、腰への負担を減らすことできます。

カルガループラス RS

基本機能はカルガルーと同じです。

重量が3.5kgと重くなった分、下記の機能が追加されています。

  • 収納が18Lに増加
  • 幌の上部にメッシュ窓がついており、赤ちゃんの様子が確認できる
  • リクライニング機能

子どもが小さい頃はベビーカーに揺られて寝てしまうことが多いのですが、リクライングが機能があると、子どもを楽な姿勢で寝かせてあげることができます。

寝てるときも子どもの様子が確認できるというのも安心です。

マジカルエアー AE

今回ピックアップした機種の中では収納が最も大きく25Lもあります。普段、持ち歩く荷物が多い場合や、外出先でたくさん買い物をした場合に活躍してくれます。

「ゆれぐらガード」という機能があることも特徴です。

サスペンションと高剛性のフレームの組み合わせで実現されている機能で、振動やぐらつきを抑えて、子どもへの負担を軽減したり、押しやすくなるという効果があります。

また、カルガルーシリーズと同様にハイシートになっています。ハイシートには下記の3つの利点があります。

  • 排気ガスやアレルギー物質、ほこりなどは地表に近いほど多いを言われている、シートが高いとそういった物質との接触を少なくできる
  • 暑さも地面に近いほど温度が高い、ハイシートだと影響を小さくできる
  • あまり深くかがまなくても子どもの乗せ下ろしができるので楽

シートは脱着も可能で、洗えるようになっています。さらに上位機の種は洗濯可能だが、この機種は手洗いのみOKです。

おんぶっこバギー

ベビーカーにもなるベビーキャリアと説明されている通り、おんぶ紐として使えるというかなり特殊な機種になります。

フレームがあるので紐という感じではありませんが…。

ベビーカーへの変形は約10秒ほどで可能ということなので、複雑な変形の割に手間はかからないようです。

収納は荷物を入れたまま折りたためる構造になっている。これは他の機種にはない機能でけっこう便利だと思います。

検討ポイント

購入に当たって検討したポイント、考えたことなどをまとめました。

本体重量

最重要ポイントです。一瞬ではなく、ある程度の時間持って歩くことを想定しているので、100gでも軽いものにしたいと思っています。

持ち運び方

2番目に重要なポイントです。いくら軽くても手に持たないといけないのであれば、持ち歩くのはつらくなります。肩にかけられるか、背負えればかなり楽になります。

使用年齢

使用年齢に差はありますが(子どもの)重量制限は目安のようなので、この項目はあまり重視しませんでした。

重くなってもしっかり使えるという条件はメインのベビーカーに求めればいいかと思います。

自立するかどうか

壁に立てかけるか、寝かしておけばよいとい結論になりました。

メインで使っているベビーカーは折りたたんでも自立するタイプなのですが、人がぶつかったりすると当然倒れるので、意外と寝かせておくことが多いです。

飛行機の移動

機内への持ち込みはあきらめました。待ち時間が発生するのはつらいところですがおとなしく預けることにします。

おりたたんでバッグに入れられるほど小さくなり機内にも持ち込める機種があるのですが(今回取り上げたものの中にはありません。)どれも重いからです。

持ち込み可能な機種は最も軽いものでも5kgほどなので、持ち運ぶのは厳しいです。

新幹線の移動

床置きで問題ないです。メインのベビーカーでも横倒しで足元に置いていました。

荷物棚におけるほどコンパクトになるものはどれも重いです。

タクシー移動

トランクに入ればOKです。

今回ピックアップしたものは全て一般的なサイズのトランクであれば問題なく入れることができます。

収納

荷物入れはあったほうが便利なのですが、外出用のベビーカーはそもそも畳んでも持ち運ぶことを想定しています。

ほとんどの機種は収納にものを入れたまま折りたたむことができないので、たたんで持ち運ぶときには、結局、収納の中に入れたものを出さないといけません。

バッグに空きがなかったりすると手でその荷物を持つことになります。

であれば、最初からリュックなどに入るものだけを買ったり持ち歩いたりするほうがベターです。

収納がなくてもどの機種も持ち手のところに軽い荷物(買い物袋程度)であれば掛けられます。一時的に引っ掛けておきたい場合はそれで十分です。

今回はあくまで子どもが歩き疲れた時の補助として使うことを想定しています。

ベビーカー内でぐっすり寝たり、長時間座ることは考えていませんので、幌はまぶしさを防げる程度についていれば問題ないです。

「COOL KIDS CKバギー」にした理由

上記のようなことを検討し、上にも書きましたが最終的にCOOL KIDS CKバギーを購入しました。

重量と持ち運びの方法、この2点について条件をクリアしていたのがCKバギーのみだったからです。

おんぶっこバギーもクリアしているのですが、ちょっと使い方が特殊すぎるので今回は見送りました。

軽さと機能性を両立という意味ではカルガルーRSのほうが優秀なのですが、カルガルーはエスカレータに乗る時などごく一時的に持ち運ぶことを想定して作られています。

なので、肩にかけて持ったり背負ったりできず、ただ手でもつしかありません。それだと旅行先での使用は厳しくなります。

CKバギーは価格が安いというメリットもありました。

旅行先で壊れたり、なくしたりしてもダメージが小さく、また買ってもいいとぎりぎり思えるくらいの価格です。

使用してみての感想

詳細なレビューはあらためて別記事にまとめますのでここでは簡単に。

基本的にはとても満足しています。本当に買ってよかったです。帰省や旅行がかなり楽になりました。

しばらく使ってみてあらためて思ったのは2.8kgでもしばらく肩にかけて歩いているとそれなりに疲れるということです。

4kg前後で軽量とうたっているものもありますが、持ち運びことを考えるのあれば避けたほうがいいと思います。

まとめ

誰にとってもベストというものはないと思います。

よく使う移動手段や近隣の道や駅の設備事情で最適なベビーカーは変わるので、使い方と機能を合わせて検討してみてください。